2019/06/12(水)に株式会社アウトソーシングテクノロジー東京本社で開催された、HoloLens体験開発イベントに参加させていただきました。そこで得られた知見を共有したいと思います。
https://connpass.com/event/134644/
Contents
勉強会に参加した理由
MRはこれから大きく発展しそうな技術なので、開発の流れを把握するために参加しました。
内容
https://docs.microsoft.com/en-us/windows/mixed-reality/holograms-101
こちらのチュートリアルを、ハンズオン形式で進めておく形になります。
英語で書かれてはありますが、わかりやすい表現であること、また必要なアセットも用意されているので、進めていくのは容易です。
Chapter 1 – “Holo” world
この段階で、Unityの3Dオブジェクトが、HoloLensを通じて仮想現実の世界舞い降ります。
Chapter 2 – Gaze
仮想環境状のオブジェクトに対し、HoloLensの視点の先のカーソルが、形状に立体的に追従します。
Chapter 3 – Gestures
視線カーソルをを、3Dオブジェクトに向けた状態で、親指と人指し指を閉じると、その動きを認識して、ボールが落下します。
Chapter 4 – Voice
HoloLensが音声を認識し、”Drop sphere”で指を閉じた動きと同じ効果を発揮し、”Reset world”で初期配置に戻します。
Chapter 5 – Spatial sound
落下の際に他のオブジェクトに接触した際、衝突した音を再生します。ちゃんと指向性を持って再生されます。
Chapter 6 – Spatial mapping
HoloLensのカメラと赤外線により、現実空間状のオブジェクトを認識し、スフィアが落下する際に、現実の形状に追従します。
私が出来たのはここまでですが、様々なライブラリが用意されているようで、比較的簡単に実装できる事に驚きました。
まとめ
実際に HoloLens 実機を使用して進めていけるので、開発の流れを把握しながら進めることができました。
また、unityとMRアプリ開発の親和性も、強く感じることができました。HoloLensがマイクロソフト製品ということもあり、現状では、HoloLens + Visual Studio Code + Unity というのが、開発のデファクトスタンダードのようです。
また、Unityが他のMR危機に対応すれば、HoloLens向けアオリを他のデバイスに移植する作業は、比較的容易であると感じました(ただスイッチなどの対応は必要のようです)
イベント概要
https://connpass.com/event/134644/
HoloLens体験開発イベント
本イベントはHoloLensを使用した「最先端の技術を活用したアプリケーション開発を実際にお試しいただける」開発カリキュラムとなっております。
【場所】株式会社アウトソーシングテクノロジー東京本社 東京都千代田区丸の内1-8-3 丸の内トラストタワー本館17F JR東京駅 日本橋口より徒歩1分 または 八重洲北口より徒歩3分
【日時】6月12日(水) 19:00~21:30
【内容】1.Unityによるアプリケーション開発 2.ジェスチャーなどHoloLens独自の操作を組み込んだアプリケーションの作成
【お持物】身分証明書(入館の際に必要な為)
形式ばらない会ですので是非お気軽にご参加下さい!
HoloLensを活用した弊社サービスAR匠は、コミュニケーションを活性化させ、ノウハウの継承を可能にするソリューションサービスです。AR(拡張現実)をはじめ、VR(仮想現実)・MR(複合現実)を、端末や組み合わせをご提案。専門スタッフが選定から開発・POC・導入・運用までを一括し、最適なプランをご提案します。 建設業界や製造業など、ものづくり業界で技術を覚えるには、座学だけではなく実際に現場で仕事をしながら学ぶ、いわゆる「OJT」が適しています。しかしながら、OJTには教える側の多くの時間と手間が必要です。 2012年前後に発生した団塊の世代の退職により、熟練した技術を持った世代が大量に労働市場から退出しました。技術継承がうまく行かず若手が育たないという課題を多く耳にします。 「AR匠」を使用し体を動かしながら仕事を学ぶことで、基本的な知識だけでなく、重さ、音、色、温度など、五感を活用したノウハウを習得しやすい環境を構築することが可能となります。