20190531 Meetup with FSA @ Neutrino に参加させていただきました

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2019/05/31にNeutrinoで開催された、Meetup with FSAに参加させていただきました。そこで得られた知見を共有したいと思います。
https://connpass.com/event/131695/

イベント概要

https://connpass.com/event/131695/
ブロックチェーンの業界では、各企業がそれぞれプロジェクトを進める中で、金融庁に関心はあるけど、何をしているところ?、法規制もあるけど、そもそも法令ってどうやって作成されているの?といった声も聞かれます。こうした声を踏まえ、民間団体と金融庁の双方の理解とコミュニケーションを深めることを大きな目的とし、本イベントを開催いたします。
会の前半では、金融庁担当者から、組織概要、法案作成のプロセス、金融庁が提供するFinTechサポートデスク等の紹介の後、質疑応答を交えたオープンなディスカッションなどを実施します。
会の後半では懇親会も用意しております。金融庁担当者と直にコミュニケーションをとれる機会です。参加者の皆様と業界の発展に向けた有意義な時間を構築できることを期待しておりますので、ぜひ奮ってご参加ください。

注意事項
本日のみなさんのコメントは、金融庁さんの正式なコメントではありません。

参加した理由

どちらかというと興味があるのはDAppsの方なので、必ずしもビットコインに強い興味があるわけでもないのですけど、省庁の方々の考え方、また法令がどのように生まれるのか聞くことができる貴重な機会と考え、参加させていただくことにしました。

金融庁の紹介

Fin Tech Innovation Hubの設立

Meetup with FSAの開催
https://eventregist.com/e/hQHgyZLhjZLw?lang=ja_JP

金融庁の事業相談窓口について

Fin Tech サポートデスク

フィンテック企業の相談に、ワンストップで対応する相談窓口
https://www.fsa.go.jp/news/27/sonota/20151214-2.html
法令解釈の明確化や、個別事業のガイダンス、など。平均一週間程度で返信
IT技術が金融業に与える影響を分析するとともに、金融イノベーションを促進。

相談内容は、その時期のブームに左右される。仮想通貨、QR決済など、違法性が無いかの確認や、該当性の確認などが多い。

どんな質問でも、気軽に相談して欲しい、とのことです。

Fin Tech 実証実験ハブ

https://www.fsa.go.jp/news/30/20181108.html
実証実験の際に抱きがちな躊躇・懸念を払拭するために開設。

明確性、社会的意義、革新性、利用者保護、遂行可能性の観点から、支援の可否を判断。

法案の作成過程と資金決済法の一部改正法について

法律の作成過程

有識者による検討
条文案作成
内閣法制局審査 他の法律との整合性調査
閣議決定
国会議員への説明
国会提出
成立
公布

成立したら
政府令
パブリックコメント手続き(意見公募・それに対しコメント
閣議決定
制定・公布

その時期の問題点(仮想通貨の流出事件)などの状況を踏まえて、形作られていく。

・暗号資産を巡る経緯と対応
暗号資産交換業社に対し、原則としてコールドウオレットで管理することの義務付け
見合いの弁済資産(同種・同僚の暗号資産)の保持(コールドウオレット)を義務付け

マネロンに使いやすい暗号資産の対応 -> チェックする仕組みを整備
不当な価格操作への対応
証拠金取引への対応

質疑応答で出てきた話

自律分散型の通過が広まっていくと、金融庁などの規制がゆるまっていく可能性がある。その時代に、規制をかけるというよりも、マルチステークホルダーの会議体を作っていく必要がある。G20を始めとして、日本がリードしていく。

自律分散型が進んでいくということ。金融庁の権限が失われていく。その時代にどうするかというと、規制の世界というよりも
「デザイン」の世界になっていく。

流出事件に対して。コインの技術上の問題というよりも、取り扱う事業者の「管理」の問題、と見ている。

暗号通貨の業務に関しては、投資というより決済手段と見ている。デリバティブは投資と見ている。

フィンテック室やフィンテックモニタリング室は、どれくらいの人数で運用されているのでしょうか?
40〜50規模で運用している。

暗号通貨に関して、日本政府は遅い(はず)なのに、この部署の動きが速いのはなぜ?
金融危機の規制強化のなかで安定化は上がったけど、そこにブロックチェーンが出てきて、いろんな人の話を聴きながら思ったこと。技術レイヤーからリスクが出てくる恐れがあり。
そんな中、トレーサビリティや匿名性の研究を進め、技術コミュニティと、どう話をしていったら良いのかを進めていき。金融規制管理局だけでは対応できないことを理解。G20、フィンテックサミットに向けて、乞うご期待。とのことです。

まとめ

質問 Slido

https://app2.sli.do/event/wta9q7vb

twitterまとめ

ハッシュタグ #FSAmeetup
https://twitter.com/search?q=%23FSAmeetup&src=typd

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